nikukyuu_mako’s diary

人なのに手に肉球があります。コロナウィルス騒ぎで生物分野の再勉強中です。生物の大筋を見つけましょう。

初めてのワクチン。。死か?手のぶつぶつか?

ワクチンの話で理解に苦しむ内容が出てくる。

牛飼は天然痘にかからない。手がぶつぶつだ。

1798年『牛痘の原因と効果についての研究』 エドワード・ジェンナー(イギリス)

乳搾りで手に牛痘の痕を持つ女性は天然痘にかからない事が知られていた。エドワード・ジェンナーが子供の腕に牛痘の膿(発疹内容物)を植え、数ヶ月後に天然痘の膿を接種して天然痘にかからないことを試した。1800年以降 種痘がヨーロッパで広まる。

 

牛痘を接種した人間は天然痘にかからないのは有名だった。天然痘は何度か流行し、感染率致死率が高い(感染しやすくてほとんどが死ね)ので「手がぶつぶつでも仕方ない」と書いてあるのを読んだ記憶がある。確かに死ぬより良い。

でも、子供に接種して 天然痘を植え付けた。。人体実験だよね?

ちょっと横道にそれます。野口英世。千円札に肖像画がのってる男性です。野口氏が梅毒の研究の際、人体実験で裁判になりかけたのが1912年(明治45年・大正元年)。人で試すのは問題だよねと声が出たってことです。人体実験は長い間放置されています。たった百年ちょっと前の話です。残念でひどい話ではあるけれど、1800年より前の話では仕方なかったのかなぁ。。

毒性が弱くて 予防になり得る。

予防になるために、どうやって毒性を下げたら良いか?それを考えたら良いのです。これがワクチンの一番大事な考えのようです。

 

そして国立感染症研究所からの引用です。内容は以下の通りです。

天然痘は紀元前より、伝染力が非常に強く死に至る疫病として人々から恐れられていた。また治癒した場合でも顔面に醜い痕が残るため忌み嫌われていた。天然痘の接種により1980年5月に天然痘の世界根絶宣言し、現在は天然痘の発生は確認されていない。