nikukyuu_mako’s diary

人なのに手に肉球があります。コロナウィルス騒ぎで生物分野の再勉強中です。生物の大筋を見つけましょう。

ウィルスの増え方

ウィルスは自己でタンパク質を作ることができない。遺伝子であるDNAやRNAもタンパク質からできている。宿主のタンパク質を合成する能力を借りて増殖をする。複製と呼ぶ。

複製は宿主の細胞の中に入り、ウィルス殻を破り遺伝子を宿主細胞内に放出する。そして細胞の機能でウィルスの遺伝情報を量産し細胞自身に自己の遺伝子を組み込む。その細胞のなかでもとのウィルスと同様な形になったウィルスが作られる。十分に増えたウィルスは細胞を破って細胞の外に出ていく。ウィルスが産生された細胞は死ぬ。

 

諜報活動、スパイ活動を想像してもらいたい。スパイが工場に潜入しこっそり生産指示書をすり替える。偽情報を紛れ込まされた工場生産ラインはあたかも正しき製品、偽製品を工員に作らせる。工場で出荷状態になったとき工場を破壊して偽製品を運び出し、スパイ活動の任務を完了させる。

さらにスパイには知らされていなかったけれど、この偽製品は工場のメインコンピュータの記憶媒体でこれを使ってさらに偽の情報を持った工場製品が出来上がる。気がつけば偽情報に支配されている。。偽情報を持った工場はなぜか、爆発事故や倒産など得体の知れない突発事故事件により閉鎖の顛末をむかえる。

 

ちなみにウィルスに侵入された細胞はウィルスの侵入・脱着・遺伝子やタンパク質の生産・ウイルスの複製後に死を迎える。ウィルスの種類により、ウィルスの侵入によりガン化する細胞もある。ガン化した細胞にウィルス産生能力を持つものもある。この複合形の細胞は無茶苦茶 増えることになる。ガン化した細胞は細胞がいずれか死を迎える能力を取り除いたものだから。。(ガン細胞のすべてがウィルスからできるわけではない)