nikukyuu_mako’s diary

人なのに手に肉球があります。コロナウィルス騒ぎで生物分野の再勉強中です。生物の大筋を見つけましょう。

ウィルスを疫学で、感染しないためにどうするかを考える。

ウィルスは遺伝子とそれを包むタンパク質からできている。とても単純な構造である。

 

話は変わって

空気感染、接触によるウィルス感染を、どう避けるか。

空気感染は密閉空間、密集空間、密接場面(三密)を避ける。

接触感染はくしゃみ、鼻水のついた手で何かを触る。髪の毛を整える、口を触る、ドアノブを触る、携帯電話の操作をする、リモコンでテレビの操作をする。。。で起こります。普通の生活ですることです。どっかを触るのは仕方がない。何かを触らずに生活するのは手が要らないということで、それは極論すぎて現実的ではないです。触ったところにウィルスがついたらそれを拭き取りましょう。なるべく効果的に。。除菌しましょう。そうしたら良いよ。でも、除菌って本当に効果があるの?それはなぜ?

 

ウィルスの中でも高等ウィルスは遺伝情報とそれのカバーでできています。人間で言う皮膚のような役目で外界から遺伝情報を守る役目を果たしています。ウィルスは宿主細胞にピタっとスパイクのような突起でくっついて、細胞がウィルスを取り込んでウィルスのカバーが外れる。カバーが外れてウィルの遺伝子が放出され、その細胞内でウィルスの遺伝子が作られ、細胞自体もウィルスの遺伝子が組み込まれます。

ウィルスのカバーは柔らかな脂質の膜でできています。脂質とは油の一種です。脂なので有機溶媒に溶けます。脂質膜が有機溶媒に溶けると遺伝子のカバーが取れ、ウィルスが細胞に入る込める形態では なくなります。ですので、有機溶媒で人の手が届くところを拭けばいいのです。

 

ただ有機溶媒は人の細胞の膜も壊します。人に対して毒性が弱が弱いものを探す必要があります。有機溶媒の一種のエタノールはいいですね。製品化された除菌グッズは間違いが起こらないように区別されています。エタノール、イソプロパノール配合のもの。すごいです。

 

本当にこんなものでウィルス死ぬの?そう思いながら拭き拭き、拭き掃除。体に入る前のウィルスを殺せます。

大丈夫?大丈夫です。大丈夫ですよ。