nikukyuu_mako’s diary

人なのに手に肉球があります。コロナウィルス騒ぎで生物分野の再勉強中です。生物の大筋を見つけましょう。

コロナウィルスって何?〜基礎からのウィルス〜

コロナウィルスがただの風邪と軽く考えていたら、世界の人口の何%かを消し去ることになり、驚きを隠せません。中国、武漢市から発生し、アメリカ人が変異させたウィルスとヨーロッパ人の変異させたウィルスが特にその効果が高いこと。。アメリカは西海岸ではアメリカ変異株が、ニューヨークを含む東海岸ではヨーロッパ変異株が猛威を奮っているとか、本当になんてひどいことが起きているのでしょう。ステイホームで情報を探りながら何もできない日々を過ごしています。

テレビでコロナウィルスの内容を見ていますと、途中でよくわからなくなってしまします。言語力と理解力の高い人たちが議論に入ると特にわからないことが多いのです。なぜわからないのかと考えました。基礎が抜けている。ウィルスと人、病態、治療、薬、疫学それらの関係が絡み合った時に知識のぬけた状態で話が続くのでわからない。

なるほど、なにがわからないかわかったので、義務教育と専門分野の復習(復讐)をしました。その内容がこれからの文章です。覚えるためのアホな文章が綴られています。大雑把にはあっていますが、細かいところは説明不足です。それでも 誰かの理解の助けになれたら幸いと思います。

 

ウィルスが増えるとき(肝炎)

何かしらの炎症、細胞が壊れてその数が多いと、生き物は熱をだします。ウィルスが細胞に感染してその数を増やすとき、細胞を壊してウィルスが出来上がります。ウィルスにより熱が出るのはそのためです。 

ウィルスの種類によって、住みにくい・住みやすい臓器があります。住みやすい臓器のことを標的臓器と言います。肝炎を起こすウィルスは肝炎ウィルス。ちなみにA〜E型の5種類あります。肝臓を住処として肝細胞を壊します。肝臓の炎症はなんとなく疲れやすいなどなんとなくなので、気がつくと肝硬変、肝癌となっています。十年単位でゆっくり進むから厄介です。

 

細胞の壊れ方、場所(臓器)によって血細胞独特の化学物資などが血液中に漏れ出します。経験則で血中の検査値がわかっているので病院で血液検査を行い病気の発見に使っています。

 

ウィルスとヒトとの関係

 

ウィルスは単独で増えることができない。宿主の細胞の機能を使って増える。宿主を必要とする。その宿主はときにウサギだったり、ブタだったり、コウモリやトリ、ネコだったりする。ウィルスが細胞に入り込むこと(感染)によって病気になることがある。宿主のウィルス感染で 家畜の場合、屠殺されたりする。

人へのウィルス感染を考えるにはまず人の体の仕組みをざっと考えてみる必要があるので。一番簡単なモデルで。。。生き物は円柱形、円柱形♪。テーブルに置いたトイレットペーパーを思い浮かべてください。紙の部分は皮膚で覆われた体で、中の空洞は消化器官です。空洞の上辺が口で、下辺が肛門とします。消化器官には胃、小腸、大腸などがありますが、食べ物が口から入って、外に出るまでの管として考えます。

口に入ったものはウンチ(便)として出ていきます。安全でないものを口にすると、吐いたり下痢をします。これは体から安全でないものを排出するしかけです。出すことができるのはトイレットペーパーの上か下だけです。

嘔吐、下痢が主症状なのは食中毒の時の話です。食中毒を起こすので有名なウィルスはノロウィルスです。主に海産物、貝の生食にによる感染です。ノロウィルスには種類がたくさんあるので何度でも罹ります。

体における空気感染の話をしたいのだけど。。基本何かしらの穴から体の中にウィルスは入ってきます。穴の種類は鼻、口、目の粘膜、耳。。そして肛門。でも肛門は逆流して体の感染源が入ってくるイメージはわかないです。

空気を漂うウィルスが人の体に取り込まれる。。どうやって?呼吸で。。口や鼻から空気を取り込んで気道を通り肺で酸素を取り込み二酸化酸素を気道経由で口と鼻から吐き出します。これが呼吸の方法です。空気中のウィルスは人の鼻の粘膜にピタっと張り付きます。粘膜の細胞でウィルスが侵入し増殖放出、細胞の破壊をします。鼻の粘膜も負けていないので、くしゃみ、鼻汁としてウィルスを空気中に出します。なるべく体の奥から遠ざけます。

 

空気感染で一番最後に起こるのは肺炎かな?だって鼻や口から遠いから。肺でウィルス感染が起きて細胞が壊れる(炎症)。炎症の部分では肺は空気交換ができなくなる。空気から取り出せる酸素の量が減るので血中酸素濃度が下がります。息苦しくなるのはそのためです。

ウィルスの空気感染でくしゃみ、鼻水、熱、息苦しさ、肺炎が起こるのはこういうことです。

ウィルスにより風邪症状がでます。ほとんどの風邪は2〜3日で治りますが、インフルエンザはその症状が激しく高熱が3〜4日続くので結構つらい。あまりかかりたくないなぁ。

 

 

 

人体のしくみ(三本立ての二つ目、生命維持装置以外のこと)

感覚器官と運動器官。

生命維持装置以外に体を構成する感じる、動かすのに、必要な仕組みです。

 

実際に体が機能するには神経系を理解することが必要です。ですが、神経系を詳しく説明すると訳がわかりません。糸が絡まったかのようにこんがりがります。まずはシンプルに。五感で感じたものが神経を伝わり、体を動かす。この関係が成り立つことを素直にのみこんでください。そこの説明をする為に感覚器官と運動器官があることを覚えてください。

 

感覚器官は

主に視覚、聴覚、触覚。。です。

五感にうったえることがここに分類されます。

 

運動器官系。人はすごい。動けるのです。骨が関節と筋肉につながり、筋肉がゴムのように伸び縮みします。それにより手や腕、あし、首などを動かせます。

 

まずは情報を整理します。。宇宙船に持っていくもの(食料・水・空気)は生命維持に不可欠なもの。そして宇宙船(移動する仕掛け・運動器官)と物事を見る乗組員の感性(感覚器器官)。。。結構 強引な考えです。でも、実際の何かしらに置き換えないと想像できないんだもん。

 

人体のしくみ三本立ての三つ目は神経系のお話です。

神経系は情報の伝達をするしくみです。例えるならば宇宙船で乗組員が船長に伝え判断を仰ぎ、乗組員が宇宙船を動かすに至るまでの道筋です。物を動かすための指令のことです。神経系の指令は目に見えることではないので 生命維持装置やセンサー(感覚器)、実際に動いている(運動器系)と ちょっと話の筋が違うことなのです。

 

 

 

人の体のしくみ(三本立ての一つ・生命維持装置)

理科の授業で人の体の仕組みを習った。口から入った食べ物は口で咀嚼され胃に入る。胃を通り、、うんぬんかんぬん。なんのっちゃ。はい、テストがあるので暗記します。咀嚼してないからテストが終わると忘れます。いつも通りです。

食料、水、空気。

唐突に3つの単語をあげました。宇宙船に積み込むものです。 人が生きるのに必須なのものです。体の仕組みでまず大事なことは宇宙船に積み込むものを理解することです。食料はエネルギー源で、効率的にエネルギーを吸収する為の消化器系があります。水は体中に様々なものを運ぶのにつかいます。これは循環器系と呼ばれ、心臓がポンプとして働き通路としての血管とリンパ管などがあります。空気は体に必要な酸素を、酸素は細胞内で養分と反応してエネルギーを取り出すのに使います。肺は体の中に酸素を取り入れ二酸化炭素を体の外に出します。これが呼吸器系です。

消化器系、循環器系、呼吸器系。この3つが体の大まかなハードです。

他にも人の体で大事なものがありますが、この3つの分類は意味があります。人がモノを考えないでも働く器官なのです。これらは人が生きていく上で大切な生命維持装置です。

 

ウィルスの増え方

ウィルスは自己でタンパク質を作ることができない。遺伝子であるDNAやRNAもタンパク質からできている。宿主のタンパク質を合成する能力を借りて増殖をする。複製と呼ぶ。

複製は宿主の細胞の中に入り、ウィルス殻を破り遺伝子を宿主細胞内に放出する。そして細胞の機能でウィルスの遺伝情報を量産し細胞自身に自己の遺伝子を組み込む。その細胞のなかでもとのウィルスと同様な形になったウィルスが作られる。十分に増えたウィルスは細胞を破って細胞の外に出ていく。ウィルスが産生された細胞は死ぬ。

 

諜報活動、スパイ活動を想像してもらいたい。スパイが工場に潜入しこっそり生産指示書をすり替える。偽情報を紛れ込まされた工場生産ラインはあたかも正しき製品、偽製品を工員に作らせる。工場で出荷状態になったとき工場を破壊して偽製品を運び出し、スパイ活動の任務を完了させる。

さらにスパイには知らされていなかったけれど、この偽製品は工場のメインコンピュータの記憶媒体でこれを使ってさらに偽の情報を持った工場製品が出来上がる。気がつけば偽情報に支配されている。。偽情報を持った工場はなぜか、爆発事故や倒産など得体の知れない突発事故事件により閉鎖の顛末をむかえる。

 

ちなみにウィルスに侵入された細胞はウィルスの侵入・脱着・遺伝子やタンパク質の生産・ウイルスの複製後に死を迎える。ウィルスの種類により、ウィルスの侵入によりガン化する細胞もある。ガン化した細胞にウィルス産生能力を持つものもある。この複合形の細胞は無茶苦茶 増えることになる。ガン化した細胞は細胞がいずれか死を迎える能力を取り除いたものだから。。(ガン細胞のすべてがウィルスからできるわけではない)

ウィルスの旅立ち(感染)

ウィルスは宿主から宿主を渡り歩く。自己の細胞を持たないウィルスは宿主の終わりがウィルスの死になる。ウィルスが生き抜くためには不特定多数の宿主を持つことが望ましい。宿主の寿命が短いこともあるけれど、運良く長い時もある。数で勝負する方が長く繁栄できる可能性があがる。宿主間を移動できるとラッキーです。

移動先で数を増やすことで ウィルスの生存率が上がる。

ウィルスは自己だけで生存することができない。自分の能力で宿主間の移動も不可能である。どうやって移動する。3種類の移動方法がある。体が触れ合う、空気を漂う、親から子へ出産時。そして それぞれに直接接触飛沫感染、垂直感染と名前がついている。

 

そして 妄想でのウィルスの様子は。。。集合体。

近未来の地球滅亡が予測されたため、勇志を募り、集めらたウィルスたち。。宇宙船に乗り居住可能な星を探す宇宙開発団となる。彼らの使命は宇宙船で飛び立ち、居住可能な星を見つけることだ。近しい友たちに涙で別れ、宇宙船で「さあ、出発だ。」そして食料、水、空気が尽きる前に生存可能な星をみつけるのだ。彼らに託された本当の目的は 宇宙に移住して勝手に生き抜く。これからの居住先を宇宙とされた集団だ。

ここでのウィルスに居住密度の制限があったとしよう。すると居住密度が超えた時に移住が発令される。寿命があったとしよう次のターンに生存の望みをつなげるために、移住計画が持ち上がる。さまざまなのっぴきならぬ状況が彼らの移住を余儀なくされる。

前述の宇宙開発団は飛沫感染の様子で、直接間接は星の大接近によってぶつからず、ホイっとその星に移れて、気がついたら元いた地球がいなくなって「あらあら、どうしましょう。」「仕方ないね。ここで生きるか。」という感じ。垂直感染は、、、母子感染だから宇宙ネタは難しい。そのまま母の体の中で細胞・組織液共有時に移し合いっこしたとイメージしたら いいのかな。。

さて、運良く移住可能な星を見つけて宇宙開発団の宇宙船だが、到底 地球に帰還できないことを宇宙飛行中にうすうす気がつき、星に着陸した時には 決定事項としてウィルスたちは認識する。わりとよくあるひどい話である。出発時に百いた乗組員もその数は二十ほど。いつ絶滅してもおかしくない。まずは繁殖だ。